軽さだけじゃない、ユーザーが求める「体験」の追求
ただ軽ければ良い、というわけではありません。2024年のYouGovの調査※2によると、折りたたみスマートフォンの購入を検討するユーザーは、バッテリー駆動時間、耐久性、ディスプレイ品質を特に重視していることが示されています。
Samsungは、このユーザーインサイトを深く理解し、薄型・軽量化を進めながらも、これらの重要な体験を一切妥協しないことを開発の目標に掲げました。バッテリー、カメラ、放熱設計、そして耐久性。これらすべてを同時に進化させるために、単一の部品を変更するだけでなく、デバイス全体を再設計するという、壮大な挑戦が行われたのです。
※2 出典:YouGov plc © All rights reserved, 2024
調査結果の詳細はこちらから確認できます。
201gを実現した3つの技術革新
253gから201gへ。この驚くべき変化を可能にしたのは、Samsungのエンジニアたちが長年培ってきた折りたたみ技術と、以下の3つの革新的なアプローチです。
1. 薄型・軽量化に伴う、より高い精度
折りたたみスマートフォンの薄型化は、各部品に極めて高い精度を要求します。ディスプレイ内部の層を薄くしながらも、Samsungが定める厳しい耐久性基準を満たさなければなりません。例えば、「Samsung Galaxy Z Fold8」および「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」のディスプレイには、人の髪の毛の約3分の1という数十マイクロメートルの薄さの「Flex Titanium」が採用されています。これは、極薄でありながら必要な性能を確保するための素材と構造の最適化の成果です。
また、ディスプレイを支える金属プレートは、最も薄い部分で0.15mmまで薄く加工されます。この超薄型金属の加工では、わずかな曲がりや反りも許されません。Samsungは加工順序、工具、冷却条件などを見直し、複数段階の工程を経て、高い平坦性を安定して確保する技術を確立しました。
ヒンジも同様に、開閉の繰り返しに耐え、デバイス全体の構造安定性を保つ重要な役割を担います。単に小型化するのではなく、荷重分散、強度、耐久性、内部スペース、重量のバランスを考慮し、各フォームファクターに合わせた設計が施されています。
2. より軽く、強くするための設計-素材から始まる進化
素材の革新も、軽量化と性能向上に欠かせません。高い剛性が求められる部分には「Flex Titanium」や進化した「アーマーアルミニウム」が採用され、薄型・軽量でありながら強度と耐久性を両立しています。また、デバイスが薄くなるほど重要になる熱処理には、熱性能を高めたグラファイトや、異なる金属の特性を組み合わせた「Clad Metal」が採用され、限られたスペースで効率的な放熱を実現しています。
「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」では、グラファイト放熱層の体積を約7%増加させるなど、内部で発生する熱を効率的に処理するための工夫が凝らされています。素材の選択は、単に軽いものを選ぶのではなく、各部位に求められる性能を最小限の重量とスペースで実現するための、最適な組み合わせを見つけることなのです。
3. デバイス全体を0.001g単位で見直す
基盤技術や新素材の導入だけでは、軽量化には限界があります。そこでSamsungのエンジニアたちは、約270の部品と180種類以上の補助部材を精査し、0.1g、0.1mm単位、さらには一部の補助部材では0.001g単位まで最適化を進めました。プリント基板の回路削減や部品配置の見直し、アンテナの設計変更など、高密度に集積された内部のほぼすべてにわたって、徹底的な見直しが行われたのです。
小さな補助部材に至るまで、約15種類が廃止され、残る約170種類も過剰な部分が削られ、形状や寸法が最適化されました。可能な場合には複数の部品を一体構造に統合するなど、細部にわたる工夫が積み重ねられています。これらの地道な努力が、デバイス全体の大きな軽量化へと繋がっているのです。
さらなる進化のために、6gを削り出し、より多くの体験へ
Samsungが目指したのは、エンジニアリングによって生み出した重量と空間を、ユーザーが実感できる機能へと再投資することです。その代表例が、「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」です。
「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」は、「Samsung Galaxy Z Fold7」とほぼ同等の外形寸法でありながら、バッテリー容量を4,400mAhから5,000mAhへと拡大しています。実はバッテリーそのものは約6g重くなっていますが、開発チームは他の部品からこの6gを削り出すことで、バッテリーの大型化を実現しました。
この最適化された内部空間を活用し、「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」は5,000mAhの大容量バッテリーを搭載。さらに、グラファイト放熱層の体積を約7%増加させ、約2億画素の広角カメラに加え、シリーズ初となる約5,000万画素の超広角カメラも搭載しています。軽量化によって生まれた余地が、バッテリーの持ち、カメラ性能、そして熱処理といった、ユーザーが本当に求めるフラッグシップ体験の向上に直結しているのです。
数字で見る「Samsung Galaxy Z Foldシリーズ」の進化

まとめ
2019年の276gから始まった「Galaxy Fold」の旅は、8世代にわたる技術革新を経て、201gの「Samsung Galaxy Z Fold8」へと到達しました。この進化は、単に重量を削減することだけが目的ではありません。大画面のFoldの携帯性を向上させながらも、フラッグシップスマートフォンに期待される妥協のない体験を両立させるという、Samsungの強い意志の表れです。
基盤技術、新素材、そして0.001g単位の部品設計に至るまで、あらゆる面でのエンジニアリングの積み重ねが、より持ち歩きやすく、より高性能な「Samsung Galaxy Z Foldシリーズ」を生み出しています。ぜひ、この新しいFoldが提供する、驚くべき軽さと充実したフラッグシップ体験を体感してみてはいかがでしょうか。
Samsung Galaxy Z Foldシリーズに関する動画はこちらからご覧いただけます。
Samsung Japan公式サイト: https://www.samsung.com/jp/
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